SCIPゆっくり解説(その31)

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SCIPゆっくり解説(その31)は、ちょっと前に書いた記事2021年5月4日、ECHAはSCIPデータベースの情報更新方法を発表しましたで、SCIPに関する新たなQ&Aが出たとありましたのでそれを見ていきたいと思います。

新たに追加された番号は、1795と1796の二つです。

いつものお約束ですが、管理人がGoogle翻訳などの助けも借りてやっている訳ですので、間違っている可能性は十分あり得ます。正確には、原文を参照してくださいね。

SCIPについて新たに追加されたQ&A

では、順番に見ていきましょう。

1795 SCIPの届出をすると、REACH第7条(2)の届出義務を果たしたことになるのですか?

いいえ、そうではありません。2007年6月1日のREACH発効以降、企業はREACH規則の第7条(2)に基づく届出義務を遵守することが求められています。第7条(2)によると、生産者および輸入者は、以下の両方の条件が満たされる場合、成形品中に存在する候補リストに記載された物質をECHAに届出なければならない。

  • 物質が、関連する成形品中に 0.1%(重量比)以上の濃度で存在する。
  • その物質は、これらの関連する成形品の中に、年間合計1トン以上の量で存在する。

第7条(2)の届出義務の免除については、Q&A 528 を参照してください。

2021年1月5日以降、高懸念物質を0.1%(重量比)以上含む成形品に関する情報は、ECHAが管理するSCIPデータベースに提出する必要があります。SCIPの通知義務には、Q&A1608で説明されている防衛上の利益のための免除を除いて、トン数の閾値はありません。

詳細については、成形品に含まれる物質の届出SCIPデータベースを参照してください。

Modified Date: 04/05/2021
Topic: Waste Framework Directive – SCIP database
Scope: Background
ID: 1795
Version: 1.0

1796 通知ポータルに「簡易通知の提出」のオプションが表示されないのはなぜですか?

「簡易SCIP通知の提出」オプションは、ECHAのITツールにアクセスするために正しいECHAアカウント設定を適用し、正しい環境(試験環境と実環境)にアクセスした場合に表示されます。
実環境のみを参照する場合は、「Submissions portal manager」および「IUCLID full access」のロールが関連するユーザーに割り当てられていることを確認する必要があります。
役立つ詳細情報は、資料「SCIP database notifications – How to prepare and submit a SCIP notification」の「Getting access」の項に記載されています。

ECHA アカウントの役割の詳細および ECHA アカウントを使用して役割を追加する方法については、「ECHA Accounts Manual」の 3.3 章および 6.4 章を参照してください。

Modified Date: 30/04/2021
Topic: Waste Framework Directive – SCIP database
Scope: Tools for preparing and submitting information
ID: 1796
Version: 1.0

今回は2つだけなので楽だった(^^)

今回追加されたQ&Aは、二つだけだったので管理人としてはちょっと楽でした。

SCIPについて、日本側で知らなければならない項目は、後何があるんだろう?書くことが少なくなってきたので、このシリーズもそろそろ終わりにしようと思いますが、何かリクエストがありますかね。

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