ECHAは、大きすぎるSCIP書類一式に対するアドバイスを発表

2021年2月19日にECHAは、SCIPデータベースのページに「大きすぎるSCIP書類一式に対するアドバイス」という書類を発表しました。

ん?何かあったのか?

SCIPには約3000社から約660万の届出があった

この発表によれば、SCIPには、2020年の12月と2021年の1月で600万以上の届出があったと報告されています。2月になってからの届出は50万ちょっとのようですので、2月末までかかっても100万はいかないでしょう。

そして、届出をした会社の数は約3000社だそうです。管理人は、ヨーロッパにはどれだけ会社があって、そのうち成形品を取り扱ってる会社がいくつで、更にSVHCが入っている成形品の取り扱いがある会社がどのくらいなのか知りませんが、容器もSCIPの対象であることを考えれば、3000なんて数なわけはありえないでしょう。

日本の会社数が140万程度だそうですので、欧州の会社数も経済圏の規模からいって桁的には同じでしょう。今のところ、全体の会社数の1%以下しか届出していないという推測がつきそうです。最も、サービス業も多いはずですので、SCIPに関係する企業が全体の10%としても、やっぱり1%前後かな。

最も、こういった先進的な企業は大手のことが多いですから、届出数としては、全体の何割分かを占めているのかもしれません。

ということで、この書類には「まだ着手されていない企業の皆様には、これらの先駆者を見習っていただきたいと思います。」という文が書かれています。

大きすぎるSCIP書類一式

1000以上の部品(構成要素)のある書類については、製品の安全な利用と廃棄物処理業者と消費者の利便性のために制限していると書かれています。
そしてこれらの書類は、もうこれ以上処理されることはなく(現在は保留中の状態)、「SCIP通知の要件」と「SCIP通知を成功させるための重要なヒント」を参考にして簡素化してもう一度出してねと書かれています。
更に、システム・ツー・システム(S2S)提出を使用している場合は、ユーザーマニュアルや重要なヒントに記載されている要件にITシステムを合わせてねと書かれています。

管理人の心の声:いやいや、あんたらが想定してなかっただけじゃん。真面目にやったやつが損を見るんですね。例え、BOMの階層を3,4層程度にしたって、1000以上の構成要素を持った製品なんて世の中に沢山あると思うんですけどねえ。システム変えるべきは、ECHAじゃないの?「SCIP通知を成功させるための重要なヒント」(Key tips for successful SCIP notifications)なんて12月発行なんだから後出しじゃんけんでしょ!(怒)。

サポート資料の更新

次にサポート資料の更新について書かれています。

メインのSCIPユーザーマニュアル「SCIP通知の要件」は、近日中にEUの23の公用語で利用可能になります。(え?、まだだったの)
システム間(S2S)サービスのサポート資料の更新が来週公開され、S2S統合を成功させるための推奨事項とベストプラクティスが提供されます。(え?、まだだったの)

SCIP普及ポータルのリリース日が延期

最後に、2月末に予定されていたSCIP普及ポータルのリリース日が技術的問題で延期されると書いてありました。

管理人の心の声:言い訳書類ですね。最も、予想の範囲です。しばらく、こんなごたごたは続きそうです。

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