chemSHERPA講座9:chemSHERPAの範囲に含まれている規制と化学物質2

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chemSHERPA講座の9回目です。

今回は、chemSHERPAの範囲に含まれている規制と化学物質の続きです。

今回の内容は、本来、chemSHERPAによるデータ作成の項目に含まれるのかもしれませんが、結構面倒な項目なので今回書きだしておきます。

chemSHERPA 管理対象物質の検索について

chemSHERPA入力支援ツールでは、実際に成分情報を入れる際には、検索窓で含有している物質が管理対象物質かそうでないかを調べて入力します。

このことは、chemSHERPAを使用したことがあることはご存じでしょう。

chemSHERPA講座8:chemSHERPAの範囲に含まれている規制と化学物質で述べたように、実際の管理対象物質は、検索用物質リストまで展開されています。

通常、CAS No.が存在する物質は通常それで検索すると思うのですが、CAS No.がわからない場合は、他の検索手段(EC No.や英語名、日本語名)で検索する必要があります。

この場合は、結構注意が必要です。というのも、化学物質の場合一つの物質でも色々な呼び方がなされます。ですので、SDSに書いてある名前で検索して該当するものが無くても、管理対象物質でないとは完全に言い切れない場合があります。

つまり検索用物質リストにその名前で登録されていない場合は、該当なしの答えが返ってきてしまいます。(例えば、TBBAやTBBPAを入力し完全一致の英語で検索してみてください。)

さらに厄介なことに、化学物質にはCAS No.が存在しないものがあります。その中で管理対象物質であり、CAS No.は無くてもEC No.を持っているものもありいます。

もちろん、化学物質でCAS No.もEC No.も存在しないものもあります。chemSHERPAでは、管理対象物質でありながら、CAS No.の存在しない、もしくは郡単位で管理対象物質になっているものにSN番号という独自番号が付けられています。

現実的なことを言えば、ここまでの内容を理解してchemSHERPAに100%完璧にデータ入力できる人ってどこまでいるのか?と疑問にもなりますし、管理人自身は自信がありません。

遵法判断情報について

chemSHERPA-AIには遵法判断情報というものがあります。これは、chemSHERPA-CIには存在しません。

これがあるおかげで、chemSHERPAは、判り難いと思っている方もいるかもしれません。

遵法判断は、以下の図にあるような遵法判断情報画面で、対応する物質(もしくは物質群)の法的な適用範囲(参照法規制)から導かれる報告用途と報告閾値を確認して、それに合致しているのかしていないのかを見極めて、含有判定をすることを言います。

例えば、カドミウムという物質に対しても

  • RoHS指令の均質材料中の0.01wt%
  • 欧州の電池規制における電池中の0.001wt%
  • カルフォルニア州の電子機器廃棄物リサイクル指令における4インチ以上のスクリーンを含むビデオディスプレイにおける均質材料中の0.01wt%

というように電子電機機器関する規制に対する適用を判断をするのか遵法判断情報になります。

成分情報画面に置いてIEC62474に含まれる成分は記載されるわけですが、その遵法に関してはIEC62474で求められるすべての規制に対応しているわけではありません。

上の例で言えば、欧州の電池指令などは、成分情報において管理対象基準になっている法規制には含まれません。遵法判断情報画面では、それらの適合を判断することになります。

いちいち自分で物質の含有非含有から判断するのが大変なため、遵法判断情報画面には、成分遵法判断変換というボタンが存在します。これを実行すると成分情報で入力しなかった物質に対応する項目には、自動的にNの値を入れてくれます。

次回はchemSHERPAデータ作成支援ツールを使うには

次回はchemSHERPAデータ作成支援ツールを使うにはという項目になりますが、これは手続きだけの話なので簡単に1回だけで終わる予定です。

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