2021年3月31日 chemSHERPA Ver.2.03.10がリリースされました

2021年3月31日 chemSHERPA HPの最新情報に「化学品および成形品のデータ作成支援ツール修正版(Ver.2.03.10)を公開しました。」ということでchemSHERPA Ver.2.03.10がリリースされました。管理人も早速ダウンロードしました。

chemSHERPA Ver.2.03.10は、以前の記事「chemSHERPAデータ作成支援ツールVer.2.03.00使用停止のお願いと修正版(Ver.2.03.10)公開予定について」が公表されましたにあったように、REACH規則の付属書17におけるEntry75 Substances in tattoo inks and permanent make upに対応して起こる不具合に対応するためのものです。当ブログのREACH 制限物質(その21):Entry75も参考にしてください。

Ver.2.03.00からVer.2.03.10で何が変わったのか

Ver.2.03.10のリリースノートを見てみると本当に重要な項目は、REACH 規則 Annex XVII(制限物質)Entry75 の収載見送りだけです。

単にEntry75にある物質で、Ver.2.03.00で足されたものを外したということになります。Entry75に対する正式な対応措置は、次の改定以降になるようです。

Entry75は、刺青(入墨)とアートメークに対する制限なので、それ以外の用途に対して91もあるこれらの制限物質の情報伝達をするとサプライチェーンが混乱してしまうという理由によります。なにせ、化粧というかアートというかそれ以外のほとんどの産業領域では関係がないことが明白です。

その他には、依頼者製品情報の製品名の半角英数字入力への変更のスケジュールが決まりましたということで掲載されています。

この内容は、3月31日付でchemSHERPA Ver.2.03.10のリリース情報とともにchemSHERPA HPの最新情報に「chemSHERPA-AIツールの製品名、階層名/部品名の半角英数字入力への変更について(一部改訂)」という題名で載っています。リンクから飛ぶと表が出てきて、どの項目がどの状態になるかがわかります。最終的に全てが半角英数字入力になるのは、2022年度冬のVer.2.07(順調にいけば)のようですので、2023年2月末頃でしょうかね。それまでも、半角必須になる項目もあるので、できるだけ早く半角化を進めましょう。

物質リスト修正版(Ver.2.03.10)は、3月29日にリリース

3月29日には、chemSHERPA HPの最新情報にすでに「chemSHERPA物質リスト修正版(Ver.2.03.10)のお知らせ」が発表されていました。とはいっても、これもREACH 規則 Annex XVII(制限物質)Entry75を外しただけのようです。

ということで、何気なく内容を眺めていたら、P.84に結構面倒な記述を見つけました。
一応、引用します。

ErP 指令(Commission Regulation (EU) 2019/2021 laying
down ecodesign requirements for electronic displays)に対応して以下の二つのSN 番号
の名称変更及び一つのSN 番号を新設しました。

内容としてはchemSHERPAの独自番号であるSN番号に臭素系難燃剤(SN0015)、塩素系難燃剤(SN0075)、ハロゲン系難燃剤(臭素系難燃剤と塩素系難燃剤を除く)(SN0113)が追加修正されています。なので、ハロゲン系難燃剤を使用している場合は、全てこの3種類のどれかで報告しなければなりません(既にほかの規制で指定される場合を除きます)。

ほんと、報告はどんどんややこしくなりますね。

今回は、情報+αでした。