製品含有化学物質担当になっちゃった人のための超初級化学講座(その9)

どうも管理人です。製品含有化学物質担当になっちゃった人のための超初級化学講座の9回目です。2回ほど、どこが超初級なんだよ!と言われかねない内容でしたので、今回は超初級に戻ろうと思います。

で何にしようかなと思ったわけですが、製品含有化学物質担当って考えると、知っておかなきゃいけない化学物質は、ある程度決まってくるかもしれません。特に成形品を扱っている人たちにとっては。
もちろん全て知るべきなのですが、基本的に知っておくべきグループはあるような気がします。

ですので、前回の製品含有化学物質担当になっちゃった人のための超初級化学講座(その8)でいきなりPFxxについて説明してしまいましたが、もっと前に説明するべき化学物質があると思います。

過去にもブログに出てきた化学物質ばかりかもしれませんが、ある程度まとめて説明する回も入れようと思います。

それで、今回は何かといえば金属とその化合物です。

古くから有害と言われている金属関係

前回紹介したPFxxのように、最近になって合成された化合物ではなく、古くから人間に有害だと知られていたものに、各種の金属及び金属化合物があります。

これらの中で有名なものとしては、RoHS指令において規制されている鉛、カドミウム、水銀、六価クロムがすぐに思いつくかもしれません。
その他にもREACHで規制されているものにSVHCとしてヒ素の化合物が挙げられます。ヒ素は通常半金属に分類されます。

このあたりまでは、割とよく知られています。

次に、同じ半金属として扱われるホウ素の化合物もSVHCになっているものがあります。

更にはREACHの制限物質として、上にあげた金属元素を含む化合物のほかに、有機スズ化合物とニッケル及びその化合物が指定されています。
これらは、制限物質なので、特定の用途への使用が禁止されています。

実は、それ以外にも毒劇法でタリウムの化合物が劇薬に指定されていたり、水質汚濁防止法に、セレンの化合物の排水濃度が決まっていたりといろいろあります。

しかしながら、製品含有化学物質担当として注意しなければならないのは、以下の金属を含む化合物です(あくまで主観)。

もちろん法規によって、規制条件は全て異なりますので、どのように法規を満たすかはその都度考える必要があります、間違えないように。

なので、なんとなくですけど管理人が製品含有化学物質目線で金属(半金属)だけに限って危険度でクラス分けしてみました。
管理人の主観ありありなのであまり信用しないように
😅

名前をみたらやばい奴(危険度Max

鉛、カドミウム、水銀、ヒ素

もう、この4つの金属は、いろんな法規で規制されていてまず必ず引っかかるので、名前を見たら必ずチェックですね。

価数を調べるべき金属(危険度レベル高

クロム

クロムは、六価だったら製品だろうが事業所だろうが規制されているはずです。一方、三価のクロムやステンレスのような合金の場合は、問題になりません。

用途形態を調べるべき金属(危険度レベル中

ニッケル、、スズ、ホウ素コバルト 管理人が銀とニッケルを間違えていました。お詫びして修正します。しぇるぱ様、ご指摘ありがとうございます。ただし、銀も金属アレルギーが生じる可能性がある物質です。

これらの金属は、用途形態によって規制がかかっています。

ニッケルは、金属アレルギー観点から、長時間皮膚に接触する部位に関しては規制があります。スズは、特定の有機スズである場合、REACHの制限物質になっています。ホウ素とコバルトは、その化合物形態によってはSVHCですし、ホウ素化合物の一部は認可対象物質です。

だからと言って、ガラスに入っているホウ素や合金中のコバルトなどに規制はないはずです。

単なる経験知です

もう一度強調しておきますが、上の分類はあくまでかなり川下で成形品を主に扱っていた管理人の経験による主観です。しかも何か忘れている気もする、抜けてたら指摘してください。

ですので、うのみにしないでしっかりと自分で判断してください。だったら、なんで書いたんだって?
いや単なる参考情報です(^^;。

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