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chemSHERPAのデータ作成の実例(その2)

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今回は、chemSHERPAのデータ作成の実例(その2)になります。

さて前回、chemSHERPAのデータ作成の実例(その1)で、DLしておいて欲しいURLを提示しました。

ですので、必要なファイルは皆さんのお手元にあるという前提で話を進めます。

実際にどのファイルかわからない?それは、データをどのファイルから拾ってきたか以下に説明します。

今回のデータ作成の製品型番は1-2299960-1

今回、chemSHERPAでデータを作成する製品の型番は1-2299960-1というものです。

とはいってもこれだけだと何が何だかわからないので、製品規格であるJPN_SS_108-140100_A.pdfというファイルを見てみましょう。これは、型番1-2299960-1だけでなく、そのシリーズの製品規格になっています。

これを見るとこの製品は、サーモカップルコネクタ スプリングターミナルタイプというもののようです。管理人には何に使うものかすらわかりません、まあ、熱電対に関係する何かかな(^^;。

更には、定格とかいろんな試験項目などの記述があります。いや、どの電気部品のスペック表を見ても思うのですが、もうわけわからんくらいの項目が並んでますよね。管理人、メカや電気の部品の設計をしたこともなければ、検査をしたこともないので、こういうのを見るとくらくらしてしまいます。

このファイルにおいて、製品化学物質に関して必要な項目は、3.2 材料というところにあります。

A. ハウジング
材質:熱可塑性樹脂、UL94V-0
B. コンタクト
ニッケル合金、ステンレススチール
C. ロック
ステンレススチール

とありますので、おおよそ3つの部品から構成されていそうだということがわかります。

次に今回データを作る型番1-2299960-1のデータシート product-1-2299960-1.datasheet.pdfを確認しましょう。

実際の製品の写真が載っているのでこういうものなのかというのがわかります。そして、このデータシートには、製品コンプライアンスという項目があり、この製品が、EUのRoHS指令やELV指令に適合していること、REACH規則のSVHCを含まないことなどが書かれています。そして改正中国 RoHSも。

製品含有化学物質に関しては、これだけでいいやと思うメーカーさんもあるかもしれませんね。

実際の材料および重量を確認する

しかし、これだけではまだchemSHERPAのデータを作ることができません。

詳細な材料データと重量データがないからです。そのデータは、ENG_PC_MD_1-2299960-1_D(293567) .xlsxというファイル名のExcelデータに書かれています。xmlデータもあるのですが、こちらの方が見やすいでしょう。

そこを見ると材料や化学物質のデータと重量データが詳細に書かれています。本当かというレベルの有効数字桁数で(^^;。というか、製品としての有効数字は小数点以下3桁で十分です。

さて、この表の見方ですが、製品の型番は、Manufacturer Item Number 1-2299960-1ですね。

次に重量ですが、Amount 4.4780gです。上にも書いたように、実は、その下小数点以下10桁まで書かれているのですが、意味ないので、以下部品レベルでは小数点以下4桁までしか書きません。

その下の方に、各項目の説明行があり、Sub-item/Material/Substance、Level、Name、Substance Category、Substance CAS、Substance Concentration、Quantity 、Mass per Unit、 UOM、 Exemptionとなっています。

一応日本語にすると、部品/材料/物質、レベル、名前、物質カテゴリー、物質のCAS、物質の濃度、員数、質量単位、例外、みたいな感じでしょうか。

Levelには、1,2,3があり、Level1が部品、LEVEL2が材料、LEVEL3が物質になっています。

表を見て部品と材料と員数その重さまで確認しましょう。重さの単位は全てgです。

  • ハウジング ナイロン樹脂 1 3.8900
  • コンタクト ステンレススチール 1 0.1340
  • ターミネーションプレート ニッケル合金 1 0.0930
  • コネクタースプリング ステンレススチール 1 0.0700
  • ターミネーションプレート ニッケル合金 1 0.0940
  • コネクタースプリング ステンレススチール 1 0.0700
  • ケーブルガイド ナイロン樹脂 1 0.127

これらの合計は、製品重量である4.478gになります。

さて、これでchemSHERPAに入力するための最低限の準備ができました。物質レベルについては、chemSHERPA上で管理対象物質なのか確認しながら進めることになります。

次回はchemSHERPAへの入力を見ていきます

次回は、いよいよchemSHERPAでのデータ作成に入ります。

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化学物質管理の話

コメント

  1. SV83 より:

    わかりやすい解説をありがとうございます。

    仮に詳細なデータシートが無く、得られる情報が製品全体の質量と以下の部品材質だけの場合、chemSHERPAデータはどのように作成するのか、管理人様のお考えを聞かせていただければ幸いです。

    A. ハウジング
    材質:熱可塑性樹脂、UL94V-0
    B. コンタクト
    ニッケル合金、ステンレススチール
    C. ロック
    ステンレススチール

    お客様からの依頼で同様のケースが何度かあったのですが、
    ・それぞれの部品質量が分からないので、部品に分けて作成できない。
    ・含まれている物質は分かるが、最大含有率が分からない。
    などの問題があり、作成に困ってしまいました。

    詳細情報が分からない以上、正解は無いとは思いますが、コメントを頂けると助かります。

    • OFFICE KS より:

      SV83様、ご質問、コメントありがとうございます。管理人です。

      いや、データは作れないとも思います。というか、私なら調達先にまず交渉します。
      熱可塑性樹脂、UL94V-0なんて、エンプラなら別ですが、どう見ても難燃剤、難燃助剤の含有を考えざるを得ないですし、コンタクトもそうですよね。
      なので、まずは交渉じゃないかなと。
      いわゆる情報伝達と法規制に対する対応なら必ずしもchemSHERPA必須なわけでもないですし。

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