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REACH SVHC:追加分だけゆっくり解説(20)

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REACH SVHC:追加分だけゆっくり解説ですが、2022年1月17日に第26次SVHCとして、新たな物質(物質群)が4個足されたものの解説をやってきました。ですが今回が4回目なので終了です。

今回は、ゆっくり解説ではなくはやめに解説でしたね。

というわけで、REACH SVHC:追加分だけゆっくり解説(20)は、新たに足された物質のうち、S-(tricyclo(5.2.1.02,6)deca-3-en-8(or 9)-yl O-(isopropyl or isobutyl or 2-ethylhexyl) O-(isopropyl or isobutyl or 2-ethylhexyl) phosphorodithioateです。

長いよorz。それに、orってなんだよ?

第26次SVHC の基本情報

では、S-(tricyclo(5.2.1.02,6)deca-3-en-8(or 9)-yl O-(isopropyl or isobutyl or 2-ethylhexyl) O-(isopropyl or isobutyl or 2-ethylhexyl) phosphorodithioateの基本情報を見てみましょう。

長いので略称でもあればいいけどなさそうです。

しかも、置換基R1,R2(下図参照)がorでisopropyl or isobutyl or 2-ethylhexylのどれでも良いため分子量も一意に決めることができません。

化学物質名:S-(tricyclo(5.2.1.02,6)deca-3-en-8(or 9)-yl O-(isopropyl or isobutyl or 2-ethylhexyl) O-(isopropyl or isobutyl or 2-ethylhexyl) phosphorodithioate
化学式:C10H13O2PS2R1R2
構造式:
分子量:分子量はR1,R2がisopropyl or isobutyl or 2-ethylhexylのどれかなので正確には決められません。
CAS RN:255881-94-8
EC No. 401-850-9 

しかしながら、この物質には一意のCAS RNとEC No.が取られています。

この物質は、室温では単黄色の液体です。

S-(tricyclo(5.2.1.02,6)deca-3-en-8(or 9)-yl O-(isopropyl or isobutyl or 2-ethylhexyl) O-(isopropyl or isobutyl or 2-ethylhexyl) phosphorodithioateの危険性は何か

この物質が、SVHCに入れられた理由は、PBT(難分解性、高生体蓄積性、毒性)(第57条d)によるものです。

またECHAのSubstance Infocardによれば、この物質は水生生物に非常に有毒であり、長期的な影響を及ぼすとされています。

更に、REACH登録において企業がECHAに提供する分類では、この物質が生殖能力または胎児を損傷する疑いがあることが特定されています。

この物質は、ほかのネット情報においては、情報が少なく新たな情報は得ることができませんでした。

S-(tricyclo(5.2.1.02,6)deca-3-en-8(or 9)-yl O-(isopropyl or isobutyl or 2-ethylhexyl) O-(isopropyl or isobutyl or 2-ethylhexyl) phosphorodithioateの使用用途はどこか

ECHAから発表された追加SVHCリストにおいては、使用例として潤滑剤とグリースが挙げられています。

ECHAのSubstance Infocardによれば、欧州域内では、年間10t以上製造輸入されています。

消費者用製品や成形品には含まれているデータは存在しません。

この物質は、油圧作動油、潤滑油、グリスなどに使用されています。業者が使用するものや事業所で使用するものに含まれます。

第26次SVHCの解説は今回で終了

第26次SVHCは、4物質(群)だったので、今回で個別物質(群)の解説は、お終いです。次回は今年の7月過ぎに発表されるであろう第27次SVHCになります。

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