EUのPFAS規制に関する状況を概観

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現在、ECHAのHPには、「ECHAがPFAS制限案に関する情報収集(コンサルテーション)が開始されました」以降にPFAS関係の記事が立て続けにリリースされています。

そこで今回は、現状のPPFAS規制に関する状況を概観してみることにしました。管理人、今回は入れていますが、医療・化粧品・食品系の体に直接曝露する規制は、普段範疇に入れていませんので、その点はご注意ください。

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PFASに含まれる個別物質に対する規制は既に存在する

EUにおける規制には、既にPFASという大きなくくりの物質群に含まれる個別の物質や物質群は既に規制の対象になっています。

例えば、REACH認可候補物質への追加9物質(第28次SVHC)が2023/1/17に公表されましたにおいて記事化しました第28次SVHCの中の、Perfluoroheptanoic acid and its saltsreaction mass of 2,2,3,3,5,5,6,6-octafluoro-4-(1,1,1,2,3,3,3-heptafluoropropan-2-yl)morpholine and 2,2,3,3,5,5,6,6-octafluoro-4-(heptafluoropropyl)morpholineは、PFASに当たります。

その他にも、REACHの制限物質にもPFASに含まれる化合物はありますし、POPs条約をEUの域内の規制として実行するためのPOPs規則(REGULATION (EU) 2019/1021 OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCIL of 20 June 2019 on persistent organic pollutants)にも当然PFASに含まれるFPOSやPFOAなどが含まれています。

どの物質がどこで規制されているのか少し判り難いかもしれませんね。

PFCAおよび関連物質を対象とした執行当局の対応

2023年3月23日、ECHAは、その施行フォーラムが、化粧品などの消費者向け製品に規制対象のペルフルオロカルボン酸(PFCA)および関連物質が含まれているかどうかを確認するパイロットプロジェクトの実施に合意したと発表しました。

検査は2023年に始まり、2024年に参加12カ国全体で継続されます。その目的は、危険な特性から非常に懸念の高い物質として特定されているパーフルオロオクタン酸(PFOA)を含むPFCAsと関連物質への暴露から消費者を保護することだとしています。

違反が検出された場合、検査官は適用される法律の遵守を確保するために強制的な措置を講じられます。

3月のフォーラムメンバーの会合では、タトゥーインク中の規制物質の存在に関する強制措置を開始することになりました。プロジェクト報告書は、2024年末に発行される予定。

管理人としては、この対応は執行当局の管理を強化することになると思いますし、抑制力も働かせる意味もあると思います。また、最初はタトゥーインクですがそれだけが対象になるのかはわからず、その他の消費者製品にも及ぶ可能性は否定できません。

ECHAのリスクアセスメント委員会は消火用フォームのPFAS禁止を支持

ECHAのリスクアセスメント委員会(RAC)は、消火用フォームに含まれるパーフルオロアルキル物質(PFAS)およびポリフルオロアルキル物質(PFAS)の規制案を支持しています。社会経済分析委員会(SEAC)の意見案は、5月15日までコンサルテーションを受け付けています。

実際には、2023年3月24日 リスクアセスメント委員会(RAC)は、セクター別の移行期間を経て、消火用フォームに含まれるすべてのPFASの上市、使用、処方を制限する提案に関する意見を採択しました。

社会経済分析委員会(SEAC)の意見書案も、この制限案を支持するしていますが、以下のような提案が付け加えられています。
危険物質の製造、処理、貯蔵を行う施設(セベソ指令の対象)については、移行期間終了前に、利用可能で実現可能な代替案の見直しを行うことを提案する。

意見書案に対する60日間のコンサルテーションは、2023年5月15日までです。

PFAS規制は、欧州において今年の目玉、情報に遅れないようにしましょう

ECHAがPFAS制限案に関する情報収集(コンサルテーション)が開始されました以降も、このように次々とPFAS関連の情報がECHAから発表されています。

更には、ECHAのHPに4月5日(今日じゃないか!)PFAS制限に関するWebinarが行われるとも書いてあります。

当ブログも可能な限り情報は追うつもりですが、皆様も新たな情報がありましたら教えてください。

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