管理人が講師をするセミナー、JEMAI HPで募集開始です

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今回の記事は、思いっきり宣伝です。

2022年度が始まりましたが、管理人がお世話になっている一般社団法人産業環境管理協会(JEMAI)の化学物質管理に関するセミナースケジュールが公表され、申し込みができるようになっています。

管理人も二つのセミナーの講師を担当しています。

では、どんなセミナーがいつあるのか見ていきましょう。

ただし、説明は管理人のセミナーは詳しく、他の講師のセミナーはJEMAIのHPに書いてある程度になっています(^^;。

各セミナーの詳しい説明と申し込みはこちらから

化学物質管理・安全セミナー|一般社団法人 産業環境管理協会(JEMAI CLUB)
一般社団法人 産業環境管理協会(JEMAI CLUB)「化学物質管理・安全セミナー」のページです。

製品化学物質管理のセミナー

まずは、製品化学物質管理に関するセミナーです。こちらは、割と充実していて6セミナー用意されています。

【基礎講座Ⅰ】製品中の化学物質を管理する基本的な考え方

このセミナーは、初めて化学物質管理の担当になった方、取引先から管理体制について要求されている担当の方等、化学物質管理を始めたい方・見直したい方におすすめです。

管理人が講師を担当しています(^^)。

内容的には、本当に製品化学物質を業務として行うために知らなければならない基礎的なことを解説しています。ですので、個々の項目の深堀はされていませんが、半日で基本的な項目全体を知ることができます。

セミナー内容は、申込ページでは以下のようになっています。

  1. 化学物質管理の背景と歴史
  2. 製品含有化学物質管理の基礎知識
  3. 法令対応
    ・押さえておきたい法規制(RoHS、REACH、包装材等各種規制の概要)
  4. 管理体制
    ・管理の考え方
    ・化学物質混入はどのような時に起きるか
  5. 情報伝達
    ・顧客要求への対応
  6. 演習:その時あなたはどうする?

このセミナーは、対面のセミナー(東京、大阪で開催)とWEBでの開催があります。
対面のセミナーは13:30-17:00(最終了予定)ですが、WEBのセミナーは、2部構成になっています。

上の項目で、1~3までを90分で、別の日に4~5までを90分で行われます。従って、法規制はわかっているから、管理体制と情報伝達だけ受けたいということもできます。当然、お値段はお安く済むことになります。

一方、WEBセミナーでは、対面セミナーに付いている6.の演習はありません。WEBでやるのは、かなり大変なので。

それとHP上は、上のプログラムになっていますが、もう少し詳しく書くと以下のようなプログラム内容の予定です(何せ、今年度版は今作ってます)。

1.化学物質リスクとその対応
2.製品含有化学物質に関する規制
 1) 化学物質に関する法規制の概要
 2) EU RoHSと各国RoHS
 3) REACH
 4)その他の製品含有化学物質規制
3.製品含有化学物質管理の社内運用
 1)管理と運用を考える前に
 2)仕組みの構築の要点
 3)化学物質混入はどのような時に起きるか
4.情報伝達とその対応 
 1)情報伝達の様式と標準化
 2)情報入手と保存、出力の方法
5.演習

【規制対応Ⅰ-1】1日丸ごと化学物質管理漬け ~EUの規(REACH/RoHS/CLPを中心に)~

このセミナーは、EUのRoHS指令とREACH規則を中心に、法規制の概要を説明するとともに、担当者が知るべきポイントや対応について解説するものです。

世界の法規制についてもっと幅広く内容を知りたい方、経験者だが、最新情報を網羅するため基礎からおさらいしたいという方、自社で海外取引がある企業や規制物質の最新情報を確認したい企業の担当者にお勧めのコースです。

講師は、この分野での有名人である松浦徹也 先生です。先生は、一般社団法人東京環境経営研究所の理事長をしておられます。

セミナー内容は、以下のようになっています。

  1. 化学物質規制法の早わかり(最新情報と対応のポイント)序論
    ・リスクとは
    ・摘発事例
    ・REACH規則:物質の登録義務
    ・REACH規則:認可と制限の義務
    ・REACH規則:成形品の義務とCLSの分母 Candidate List of Substances
    ・国連GHSとCLP規則
    ・EU RoHS(II)指令の基本要求
    ・CEマーキングの概要
    ・順法システムの構築
  2. 質疑応答

セミナーの時間は、10:00~17:00となっています。

松浦先生のセミナーは、テキストがものすごく充実しているのが特徴です。PPTで300枚以上あると思います。テキストだけでなく、付属資料が付いてくることもしばしばなので、全体として教科書的に使えます。

それに比べて、管理人のテキストのペラペラさといったら(^^;(基本は外してないから大丈夫です!)。

ただ全部の内容を詳しく話しているととても時間内では終わらないので、一部、軽く触れるだけの項目もあります。

松浦先生のセミナーの良いところは、セミナー後の個別の質疑をすごく充実してやってもらえることです。ただ、ちょっと待たせられることはあると思います。

【規制対応Ⅰ-2】1日丸ごと化学物質管理漬け ~日米中等の規制(REACH系/RoHS系を中心に)~

このセミナーは、上記のセミナーのEU以外の地域に対応したセミナーになります。

講師は同じく、松浦徹也 先生です。

  1. 化学物質規制法の早わかり(最新情報と対応のポイント)序論
    ・日本の化学物質規制法
    ・アメリカの化学物質規制法
    ・中国の化学物質規制法
    ・韓国の化学物質規制法
    ・台湾の化学物質規制法
    ・アセアン主要国の化学物質規制法
    ・中国RoHS(II)管理規則
    ・その他の国のRoHS法
    ・chemSHERPAの狙い
  2. 質疑応答

上記のセミナーと同じく、セミナーの時間は、10:00~17:00となっており、テキストも充実しています。

その他の項目も、上のセミナーと同じです。

【規制対応Ⅰ-3】欧州・中国RoHS管理規則の求める順法証明と技術文書の作り方

このセミナーは、RoHS指令が要求するCEマーキング、中国RoHS(Ⅱ)管理規則の求める順法証明について技術文書の構成を判りやすく解説するものです。

対面とWEBのセミナーが用意されています。

セミナーの時間は、10:00~17:00となっています。講師は上二つと同じく松浦徹也 先生です。

このセミナーは、解説もありますが、むしろ実際に順法証明と技術文書の作り方に関する演習が中心のセミナーになります。

対面においては、演習はグループ討議で進められるので理解が深まりますし、他の業種の人はどんな風に考えているのかを学ぶことができるかもしれません。

このセミナーを受講する方は、RoHS指令やCEマーキングの基礎を理解していることを前提になりますので注意が必要です。

【管理体制Ⅰ】評価する側から見た化学物質管理のポイント

このセミナーは、製品含有化学物質管理ガイドライン第4版で求めている内容を川下視線で解説したものです。内部監査員や取引先の監査を行う場合を想定して受講いただくとより理解が進むと思います。

1.製品含有化学物質管理ガイドラインの解説
2.製品含有化学物質管理ガイドラインに基づく社内体制の構築について
3.事故事例から見た管理のポイント
4.質疑応答

講師は、新井恒隆 先生です。新井先生は株式会社環境化学研究所の方です。

セミナーの時間は、13:30(開講)~17:00(終了予定)で、このセミナーも対面のものとWEBのものが用意されています。

製品含有化学物質管理ガイドライン第4版の内容を実際にはどうように自社の管理に適用するのか(内部監査)、取引先の管理状態をどう見ていくのか(取引先監査)などを具体的な内容になっています。

新井先生のこのセミナーは、受講生の満足度が毎年最も高いものとなっています。社内外ともに管理に不安のある方は是非。

【実践Ⅰ】製品含有化学物質:伝達情報の作成ノウハウ&chemSHERPAで情報伝達

このセミナーは、昨年度まで

実Ⅰ-1:製品含有化学物質管理:伝達情報作成のノウハウ
実Ⅰ-2:製品含有化学物質管理:もう迷わない!chemSHERPAで情報伝達  

というセミナーで行っていたものを、両セミナーの基本とエッセンスを一つにまとめてコンパクトにしたものです。

ですので、このセミナーは、顧客や取引先と自社製品の化学物質情報をやりとりする担当者におすすめです。

セミナー時間は、13:30(開講)~17:00(終了予定)です。

講師は、なんと管理人です(^^)。 このセミナーも対面のものとWEB形式のものがあります。

現在、HPに載っているプログラムは以下のようになっています。

  1. なぜ製品の化学物質の情報を要求されるのか
  2. 製品の材料構成について知る
  3. 情報源には何を用いるのか
  4. 調達先には何をどう聞くのか
  5. 納入先へのデータはどう作るのか
  6. 質疑応答
  7. リスクの判断について
  8. chemSHERPAの概要
  9. chemSHERPA入力支援ツールによるデータ作成方法
  10. chemSHERPA入力に必要な情報とその収集(概論)
  11. chemSHERPA入力時・伝達時における注意点

とはいえ、ただいま資料を絶賛改定中なので、プログラムに書かれている内容は入っていますが、プログラム目次は変更になると考えてください(やる本人が言ってるんだから間違いないです)。

事業所における化学物質管理セミナー

一般社団法人産業環境管理協会(JEMAI)といえば、公害防止管理者のための協会と思っている方も少なくないかもしれません。

ですが、事業所における化学物質管理のセミナーも行っています。

【基礎講座Ⅱ】事業所の化学物質管理:国内法の理解と注意点

化学品を製造しない事業所であっても、購入資材中の化学品使用による事業所の安全管理、排出管理、労働者の安全衛生など、いくつもの規制が存在します。

このセミナーは、事業所が係る化学物質関連法規制を俯瞰し、総合的な順法管理の基本を解説します。

セミナー開催時間は、13:30(開講)~17:00(終了予定)で、対面のものとWEB利用のものがあります。

講師は、HPでは、本日時点では管理人のままになっています(昨年度までは管理人が講師でした)が、今年度から講師が変更になります。

講師は、松本 操 先生です。松本先生は、NPO法人 環境リスクマネジメント研究会の理事長です。

プログラムは以下のようです。

  1. 製造業(事業所)に係る化学物質規制概観
  2. 各種法規制の概要
  3. 違反事例
  4. 質疑応答

講師が変更になるので、内容も昨年度とは異なると思いますし、資料も変わると思います。セミナー講師って、自分の資料じゃないとしゃべりにくいですからね。

【実践Ⅱ】担当者のためのSDS/GHSラベル作成の基礎

このセミナーは、GHS分類・ラベル・SDSの基礎、SDSの必要性や適用範囲、読み方、見方のポイントをわかりやすく説明します。これから、SDSをどのように扱っていけばよいか、取引先からのSDSを入手・管理される方にお勧めです。

このセミナーは、WEBセミナーしかありません。しかも2部構成になっています。

セミナー時間は、 13:30(開講)~17:00(終了予定)です。

講師は、今井 弘 先生です。先生は、化学メーカーでずっとこの関係の仕事をされていて、SDS/GHSラベルの生き字引みたいな方です。

プログラムは、以下のようにPART1、PART2に分かれています。

PART1
 1.GHS分類・ラベル・SDSの基礎、必要性
   1-1 背景、定義、必要性
   1-2 内容、適用範囲
   1-3 関係法規
   1-4 海外法規制概要
   1-5 EU中毒センターへの届け出
   1-6 米国GHS対応
   1-7 米国粉じん爆発予防化 
 質疑応答 

PART2
 2.GHSによる危険有害性分類
   2-1 基本方法
   2-2 GHS分類、SDS・ラベル作成のための情報源
   2-3 GHS分類手順
   2-4 混合物のGHS分類方法
   2-5 GHS分類シミュレーション
 質疑応答

各セミナーは内容の割にはお値段安め

本当の申し込みページは、各セミナー説明の一番下に

受講申込のボタンが設置されていますので、そこを押して申込ページに飛んでください。

個人的には、もっとページの上だったりHPの上の階層にもあればいいのにと思います。

JEMAIのセミナーは、公共機関主催のセミナーに比べれば高いかもしれませんが、一般的なセミナーに比べて内容の割に値段は安いと管理人は思っています。

特に、製品化学物質管理についてこれだけ体系的なカリキュラムを持っている会社や団体は管理人が知る限りありません。

単発ものだったり、定期的にあってもプログラムが一つ二つしかなかったりするところがほとんどです。

自分にとって必要なセミナーを見つけて参加するとよいと思います。

また、セミナーの説明ページにも書いてありますが、会社としてセミナーをしてくれなどにも柔軟に対応しているので検討してみてください。

セミナー説明と申込は、当Blogの右サイドバーのカレンダー下のJEMAIと書いてあるボタンからも飛ぶことができます。

最後に、管理人昨年度までは四つのセミナーを受け持っていたのですが、今年は二つに減っています。

いやね、もうお仕事沢山はしたくないのです(^^;。そのうち0になるかもしれません。万が一管理人のセミナーを聞いてみたいという奇特な方がおられましたらお早めに。

ということで、今回は思いっきり宣伝でした。

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