REACH SVHC:追加分だけゆっくり解説(30)

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REACH SVHC:追加分だけゆっくり解説(30)です。

今回から、第29次SVHCの追加分だけゆっくり解説を始めます。と言っても今回は、2物質しか追加されていないので、次回で終わりです。

今回は、Diphenyl(2,4,6-trimethylbenzoyl)phosphine oxideです。

第29次SVHC Diphenyl(2,4,6-trimethylbenzoyl)phosphine oxideの基本情報

では、まず 基本情報を見てみましょう。

化学物質名:Diphenyl(2,4,6-trimethylbenzoyl)phosphine oxide
和名:ジフェニル-2,4,6-トリメチルベンゾイルホスフィン=オキシド
別名:(2,4,6-トリメチルフェニル)(ジフェニルホスフィニル)ケトン
化学式:C22H21O2P
構造式:
分子量:348.37
CAS RN:75980-60-8
EC No.: 278-355-8
融点:88-92℃

外見は黄色の固体だそうです。

Diphenyl(2,4,6-trimethylbenzoyl)phosphine oxideの危険性は何か

ECHAのSubstance Infocardによれば、この物質は、生殖能力を損なう疑いがあるとされています。
更には、REACH登録において企業がECHAに提供した分類では、この物質は生殖能力または胎児に損傷を与える可能性があり、水生生物に毒性があり、長期的な影響があり、生殖能力または胎児に損傷を与える疑いがあり、アレルギー性皮膚反応を引き起こす可能性があることが特定されています。

この物質がSVHCになった理由は、生殖毒性 Article 57cです。

Diphenyl(2,4,6-trimethylbenzoyl)phosphine oxideの使用用途はどこか

ECHAのSubstance Infocardによれば、この物質は、REACH登録はされており、年間10,000トン以上100,000トン未満製造もしくは輸入されている。

この物質は、以下のようなものに含まれています。

消費者使用の物:トナーやインク

成形品においては、繊維、織物、衣料品(衣料品、マットレス、カーテンやカーペット、繊維玩具など)、紙(ティッシュ、女性用衛生用品、おむつ、本、雑誌、壁紙など)、プラスチック(食品包装や保存容器、玩具、携帯電話など)を素材とする製品に含まれる可能性がある。

専門業者や事業所において、この物質は次の製品に使用される:写真用化学品、インクとトナー、コーティング製品、接着剤とシーリング剤、ポリマーと充填剤、パテ、プラスター、モデリング粘土。
更には、印刷や記録メディアの再生やプラスチックの生産の分野にも使用される。

配合や再梱包において、インクおよびトナー、コーティング製品、フォトケミカル、ポリマー、接着剤およびシーリング剤、充填剤、パテ、プラスター、モデリング粘土に使用される。

日本のNITE-CHRIPによれば、この物質の用途として紫外線増感剤と書かれています。そのほか、メーカーのカタログ等には、光重合開始剤として載っています。

この物質は、欧州での製造輸入の実績を見てもらえばわかる通り、まだまだ使用されている物質だと思います。

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