化学物質の規制情報のサイト(その10:その他のサイト)

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化学物質規制情報のあるサイトは沢山ある

化学物質の規制情報のサイト(その10)は、その他のサイトです。と言うことは、このシリーズはいったん今回で終了となります。
今までは、主に国のサイトや独立行政法人のサイトなど主に公的機関の情報を載せていました。
しかしながら、実際には化学物質規制の情報を載せているサイトは他にもたくさんあります。
今回は、その中からいくつか紹介してみたいと思います。
以前紹介したサイトもそうですが、人によって必要な情報は異なりますので、自分にとって便利なサイトはブックマークするなどして活用することをお勧めします。

JCIA BIGDr Ver3.2は、化学物質リスク評価支援ポータルサイト

まず、日本の化学工業の工業会の本家 一般社団法人日本化学工業協会が提供するJCIA BIGDr Ver3.2です。このサイトは、その名前の通り化学物質の規制だけではなく、 有害性情報や安全性要約書(GSS)など幅広い化学物質に対する情報が得られます。
サイトの見た目も、公的機関のものより洗練されており、使い方なども書いてあるため使いやすい印象を受けます。ただ、検索結果が出てもそこからリンクで規制のサイトや有害性評価のサイト飛ぶだけなので、実際の情報はさらに探さなければならなくなっています。
また、BIGDr Ver3.2には、化学物質のリスクアセスメントの実践およびツールのサポートページがあるのですが、この機能は有料になっています。詳しくはサイトをご覧ください。

JEITA環境部会には、電気電子製品に関係する規制情報がある

JEITA環境部会のサイトは、JEITA 一般社団法人電子情報技術産業協会内のページなのですが、JEITAのトップページから入るとどこにあるかすぐに見つけることができません。
ここには、電気電子製品がかかわるであろう化学物質の規制や規格の情報が載っています。
現在項目としてあるのは、EU REACH、EU RoHS、中国版RoHS、日本J-Moss、水銀条約関連となっています。詳細は、各ページをご覧ください。

TKK(一般社団法人東京環境経営研究所)は、RoHS、REACHに関係する情報が豊富

TKK(一般社団法人東京環境経営研究所)は、昨年度まではその9で紹介したJ-Net21に主にRoHSやREACH関係のコラムやQ&Aを執筆していた先生方がおられる団体です。RoHSやREACHに関する今までJ-Net21に書かれていたコラムやQ&Aは、今年度分は、トップページの下の方にある化学物質支援情報のボタンをクリックするとみることができます。今年度だけでも80件程度のコラムやQ&Aがあり、非常に情報量が多いです。
特に、成形品などを扱っている方でいろいろ疑問がある場合、解決する場合もありますので、サイト内検索するのも良いと思います。
また、TKKは活動実績を見ると、他の団体と組んでいろいろな活動をしています。JASIS2019などの展示会はその代表ですが、必要に応じて参加するのも良いと思います。

化学物質管理の情報サイト~化学物質と法規制研究所は、当サイトと同じ一般サイト

化学物質管理の情報サイト~化学物質と法規制研究所は、一般企業で働いておられる管理人の方が運営しているサイトです。プロフィールのところに、管理人の方が自分で苦労した経験からの理念と想いが書かれています。
私(当ブログ管理人)も共感するところ大ですが、アプローチの仕方は結構違いますね(^^;。
このサイトには、各種規制の物質の一覧が非常にきれいにまとめられています。便利です。
法規制に関しても詳細ではありませんが、主旨は理解できるようになっています。
参考文献は、明示されています。管理人の方はTwitterもやっておられるようで、直近の情報は、Twitterの方が早いようです。
私(当ブログ管理人) は、このサイトを見たときに個人の方がやっているなんてすごいと思いましたし、参考にさせてもらいました。

その他にも検索すればいろいろある

今回は、四つほど紹介させていただきましたが、実際には検索すれば各種工業会や社団法人のサイトに規制情報が載っている場合もありますし、商用サービスまで範囲を広げても良いのであれば本当に沢山のサービスがあります。

皆さんがやっているというか、責任範囲として持たされている業務は個々に違うと思います。繰り返しになりますが、自分に合ったサイトを見つけることが大事だと管理人は思いますし、一つのサイトだけで全てわかるということはほとんどないと思います。複数のサイトを使いこなす必要があります。
会社の場合は、お金を払ってでも必要な情報を取る必要があるかもしれません。

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