今回は、エコデザイン規則(ESPR)の19回目になります。
今回から、第10章のインセンティブになります。この章は、第64条と第65条しかありません。
いや、インセンティブって何なの?と管理人は、直感的に思ってしまいました。
では、見ていきましょう。
第10章 INCENTIVESの内容
第64条 Member State incentives
第64条は、加盟国によるインセンティブについて書かれています。
第1項は、インセンティブの付与対象基準が書かれています。
加盟国が委任規制の対象製品に対してインセンティブを提供する場合は、EU全体で製品が存在している最高の2つの性能クラス、またはEUエコラベル(EU Ecolabel)が付与された製品を対象としなければなりません。
第2項は、第1項の例外措置が書かれています。
第1項の規定にかかわらず、エネルギー効率ラベルや燃料効率ラベルの表示義務があるエネルギー関連製品またはタイヤにインセンティブを提供する場合は、それぞれの専門規則(Regulation (EU) 2017/1369 第7条(2) および Regulation (EU) 2020/740 第11条)の規定が適用されます。
第65条 Green public procurement
第65条には、グリーン公共調達について書かれています。
1. 最低要件の遵守義務: 発注者(発注当局および発注機関)は、EU公共調達指令(Directive 2014/24/EU または 2014/25/EU)に従い、対象製品(またはそれらを使用する工事・サービス)の調達において、第2項に基づき設定される「最低要件」を満たす公共契約を締結しなければなりません。
2. 最低要件の設定: 最低要件は、対象製品の供給・需要を促進するために必要に応じて設定されます。その際、該当製品群の調達規模(金額・数量)や、発注者が過度なコスト負担なしに購入できる経済的実現可能性が考慮されます。
3. 委員会は、実施法により、技術仕様、落札基準、契約履行条件又は目標という形式で、最低要件を定める権限を有します。それらは以下のようなものです。
要件の範囲: 当該製品群にとって適切な範囲で設定されなければならない。
基準レベル: 上位2つの性能クラス、最高スコア、または利用可能な最高レベルの性能に基づく。
落札基準の配点(ウエイト): 必要に応じて、落札プロセスにおいて15%〜30%の最低配点比率を設定し、持続可能性の高い製品が選ばれやすくする。
調達目標数値: 発注機関レベルまたは国全体で、年間/複数年ベースで最低50%以上を持続可能性の最も高い製品とする調達目標を義務付ける。
次回から第11章
第10章は、二つの条項しかありませんでした。だいぶ意訳していますので、詳細は原文にあたってください。
管理人は、グリーン公共調達って、ある意味規制だと思うんだけどなあ。
次回は、第11章市場監視からになります。


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