前回記事、製品含有化学物質管理シンポジウム2026が開かれますで管理人は、参加しないと書いたのですが、JEMAIの技術顧問の立場で聴講することができましたので、一応報告します。
このシンポジウムは、一般の方は有料ですので、内容を詳しく書くことはできません。ですので、管理人の感想主体の記事となっております。
ご了解ください。
製品含有化学物質管理シンポジウム2026のプログラム
前回記事にも書きましたが、どんな内容が話されたのかわからないと話にならないので、事前に案内されたプログラムを再度掲載します。
- 委員会活動報告(外部組織との連携、個別相談会、事前アンケート など)
- 外部コミュニケーションガイダンス1.1版(英語版) 【公開済】
- 循環経済対応の製品含有化学物質管理 【検討中】
- ゴム成形製品ガイダンス附属資料“ゴム成形版溶剤リスト 【検討中】
- 変換工程ガイダンス 3.1版 【公開済】
- 製品含有化学物質管理ガイドラインの改正検討 【検討中】
(JAMA・JAPIA製品含有化学物質管理ガイドライン、リスクマネジメント、ISOマネジメントシステムなどをふまえた検討) - 製品含有化学物質管理ガイドラインの改正試案 【検討中】
ですが、実際には発表順番に変更があり、
- 管理ガイドライン技術委員会の活動紹介
- 製品含有化学物質管理ガイドライン 改正案検討のアプローチ
- 製品含有化学物質管理におけるリスクマネジメント外部コミュニケーション
- 変換工程の製品含有化学物質管理
- ゴム成形製品の製品含有化学物質管理
- サーキュラーエコノミー対応の製品含有化学物質管理
- 改正案検討WGにおける改正案の検討
- 管理ガイド委員会における改正案の検討
- 質疑応答
- ディスカッション
となっていました。
管理人の感想
委員会活動報告では、まずこのシンポジウムをメインで主催しているのがJAMPから変わったCMPコンソーシアムの管理ガイドライン技術委員会であるということです。
つまり、ここで言っている委員会は管理ガイドライン技術委員会のことになります。活動内容自体は、JAMPの時から何ら変わっていません。というか、この委員会の皆さんは、親組織は気にしていないでしょう。
この下には、3つのWG が設けられており、それは以下のようです。
- 変換工程WG
- 循環経済WG
- 改定案検討WG
管理ガイドライン技術委員会のミッションは
(1)製品含有化学物質管理ガイドライン、およびその補助文書の整備
(2)製品含有化学物質管理の普及、実践の推進
となっていますが、実際には(1)の活動が多いと思います。
製品含有化学物質管理シンポジウムは、(2)の活動に位置付けられているようです。
委員会活動報告の後、個別相談会の報告もありました。ですが、ここは個社個社で抱えている問題も対応も異なりますので、省略します。
本来この後、リスクマネジメントWGの成果報告がなされる予定だったのですが、機器のトラブルで、変換工程WG、ゴム成形製品の製品含有化学物質管理についての発表が先に行われました。
いわゆる化学品から成形品への変換は、化学物質の情報伝達上様々な変化が最も起こりやすい工程です。ゴム成形製品もまさしくこれにあたります。
ということで、かなり細かいことまで考慮され、変換工程のガイダンスやゴム成形製品ガイダンス付属書が書かれています。
ただ、いつも管理人はこの変換工程について思うのですが、それって個々の場合によって違うよね?
変換工程を利用して成形品を作る過程を一番知ってるのは、作ってるメーカーだし、化成品利用側で変換される場合、推奨用途と違ってやってれば利用側の責任だよね。それは、化成品メーカーとのやり取りで解決するしかなくないと思ってしまいます。
順番的に繰り下がったリスクマネジメントWGは昼食休憩後に行われました。
実は、上に書かれた3つのWG以外に最近までリスクマネジメントWGというのが存在していました。
このWGの成果として直近では製品含有化学物質管理におけるコミュニケーション(外部コミュニケーション)(第1.1版)(英語版)が昨年の10月に発行されています。
この後の検討で個社の考え方に依存する内部コミュニケーションは一元化することが難しいとしてWG活動がペンディングになっています。
管理人も、内部コミュニケーションまで手を付けなくていいのではと思います。
サーキュラーエコノミー(CE)対応の製品含有化学物質管理については、明確にCEを意識した場合、現在の製品含有化学物質管理をどう変化させなければいけないかという検討が行われています。
これは、今後かなり重要そうではあるのですが、トランプ政権が続く限りそれどころではないでしょう(^^;。
更に、現在の製品含有化学物質管理ガイドライン第4.0版は2018年制定であり、環境変化などに対応するため改正をしなければならない時期に来ているようです。
例えば、上に述べたサーキュラーエコノミー(CE)対応もそうですが、他の業界標準との調和やISO規格との整合性、商流の変化など要因はいろいろあります。
検討が行われ、今回の発表ではどこをどう改定するかにおいて重要と思われるところの説明がありました。検討しているチームの方は、さぞかし苦労されたことでしょう。
管理人としては、頑張ってくださいとしか言いようがありませんが、特別な違和感はなかったように思います(詳細検討していないので何とも言えませんが)。
内容を詳しく書けないので雑駁な記事になってしまいました。ご容赦ください。

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