2021年3月18日、ECHAは「SCIPデータベース-普及の遅れについて」を発表しました。

SCIPについては、運用面では色々問題点がまだまだあるんだろうという話は当ブログでも書いてきました。

今回は、題名にあるようにECHAから発表があった”SCIP database – delay in dissemination”つまりSCIPデータベース-普及の遅れについて」についての話です。

「SCIPデータベース-普及の遅れについて」には何が書いてあるのか

この文書に最初に書いてあるのは、

予期せぬ技術的問題により、企業からのSCIPデータをウェブサイトで公開するにはまだ時間が必要です。今頑張って働いてるんだ、なるべく早く新しい公開日をお知らせするね(この2番目の文は、かなり意訳してる)。

私たちは、製品に含まれる有害物質の存在について、廃棄物処理業者や消費者に、より高い透明性を提供することを約束します。

ということです。

次に書いてあるのが、

新しいQ&Aを公開しました

ということです。番号としては、1774から1778の5つが加えられているようです。このQ&Aは、SCIPゆっくり解説のほうで説明していきたいと思います。それ以外にも既存のQ&Aを沢山アップデートしたと書いてあります。そういわれても、どれだかすぐに分からないんだったら意味ないんじゃないかな。

次に書いてあるのは

SCIPへの通知の改善

なのですが、ここにはここ見てねというリンク以外ほとんど何もありません。

そして最後に 

SCIPの統計データがグラフとともに書かれています。

2月が110万件、3月が半月で56万件という結果になっています。通知を出した企業は約3600社と書いてあります。企業数は、いくら何でもまだまだ少ないという感じですね。

SCIPそれは永遠に終わらないDatabase?

SCIPは一見膨大なデータが溜まっているように見えますが、通知を出した企業数から推定するにまだまだ始まったばかりといっていいレベルです。
しかも、製品は新たに出てくるし、SVHCは増えていくんだろうし、永遠に終わらないDatabaseですね。
CAS RNのように化学物質を区別するために必要だから番号をつけようというのとも違って、管理人は心のどこかで「なんでこんなの作ったんだろ、自分は思いつかないけどほかのやり方あるんじゃない?」という気持ちが今でもあるのは事実です。