chemSHERPA V2R1.01.0を見てみよう

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2025年4月9日にchemSHERPA HPにおいて、chemSHERPA V2R1.01.0が公開されました。

今回は、このマイナーバーションアップにおいてどのような変化があったか見ていきましょう。

chemSHERPA V2R1.01.0に付属しているデータ作成支援ツールリリースノートを見ていくことになります。

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ツールの更新情報

ツールの更新情報には、ツールの不具合修正とか機能改善とかの項目が書かれています。

今回のchemSHERPA V2R1.01.0においては、大きな修正は行われていません。

いくつかの不具合が改修されていますが、普段使うものとして大きなものは、以下の物でしょう。

V2形式のデータを読み込んで、複合化の処理を行った場合に、一部のSCIP情報が欠落する事象がありましたので、修正しました。

この不具合は、以前に「chemSHERPA成形品データ(AI)作成支援ツール V2R1.00.0/1における不具合(2)のご報告」として報告されていたものです。

もう一つ以下のものも関係する方がいるかもしれません。

SCIP情報を含む成分情報について、部品に含まれるSVHC該当物質を修正してSVHC該当物質が含まれない状況に変更した場合、SCIP情報が削除されない事象がありましたので、修正しました。

それ以外の修正は、実際の文書を見ていただければよいのですが、それほど重大なものはありません。

外部リストバージョンの更新情報

外部リストバージョンの更新情報には、物質リストやIEC62474のエリアの更新情報、用途情報の更新などが含まれます。

今回のchemSHERPA V2R1.01.0のリリースが遅れた原因は、IEC62474の対象物質の改定のリリースが遅れたことにあります。
改定された対象物質リストバージョンD30.0では、7物質が追加されています。

これらのうち6物質は昨年の改定以降に加えられたREACH規則のSVHCになります。最後の一つである、PFHxS-related compoundsは、EUのPOPs規則に加えられたものです。

更には、報告閾値の変更や用途リストの更新もありますが、実際の文書をご覧ください。

今回は全体にかかるような大きな変更はない

今回のリリースノートを見る限り、全体にかかる大きな変更はなく、以前不具合で苦労していた方の一部に対して修正が行われた形になっています。

全ての不具合が完全に修正されたわけではありませんが、運用で何とかなるレベルでしょう。

と言うことで、chemSHERPA V2R1.01.0を見てみようは、突き詰める人は別ですが普通に使う場合は、そのまま使えばいいと思います。

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