chemSHERPA付属文書、ファイルの解説

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chemSHERPAをDLして展開すると、chemSHERPA-AIやchemSHERPA-CIのプログラム本体だけでなく、色々な付属の文書が必ず同梱されています。

皆さん、これを読んでますか?

最初は読んだけどVer.アップのたびには、あまり読んでないとか全く読んでないという方もいらっしゃるかもしれません。

でも、これらの付属文書を見ればいろいろなことがわかります。というか、これらの付属文書とchemSHERPA HPにある、chemSHERPA製品含有化学物質情報利用ルール(Ver.1.5)製品含有化学物質管理ガイドラインをすべて理解できればあなたは多分製品化学物質情報伝達のプロと言ってもいいかもしれません。

付属文書には何が有るか

では、chemSHERPAをDLしたときに入手できる付属の文書には何が有るか見ていきましょう。まあ、見ればわかるわけですけど。例としては主にchemSHERPA-AI(Ver.2.06)を使用します。

成形品ツール_入力マニュアル(2.6版)

この付属文書はpdfファイルです。

題名からして入力をどうしたらいいのかが書かれているのかと思いがちですが、実際に中に書かれているのは、そうではありません。

書くべき項目はある程度書いてありますが、それよりもこの文書に書かれているのは、各画面にある項目は、データ入力必須なのか、任意なのか、もしくは入力できない項目なのかということや、データの入力形式(半角英数なのか、何桁までOKなのかといったこと)などです。

ちなみに、化学品ツール_入力マニュアルは、2.3版となっています。

成形品ツール_操作マニュアル(2.6版)

この付属文書はpdfファイルです。

この文書には、実際にchemSHERPAのデータをどう作るかの内容が書かれています。変更履歴や目次を除いた本文は85ページあります。

なかなか読むのは大変ですが、chemSHERPAでどうやったらデータが作成できるのかということが全てと言っていいほど書いてあります。

目次の大項目だけみると以下のような感じです。

1. はじめに
2. ツールの概要
3. ツールの起動
4. chemSHERPAデータの作成 、閲覧
5. 新規にデータを作成する
6. 作成済の chemSHERPAデータを 流用して作成する
7. AIS、 JGPSSIデータを 流用して作成する (提供終了)
8. 複合化 機能を利用して作成する
9. 依頼データ を作成する
10. 依頼データを受けて 、回答を作成する
11. 承認データを作成する
12. 成分情報の入力
13. 遵法 判断 情報の入力
14. 作成済の chemSHERPAデータを閲覧する
15. その他の機能
16. 補足情報
17. 成分→遵法判断情報 の自動変換 仕様
18. コンバート仕様 (提供終了)

ね、全部書いてあるでしょう。だからと言って、すぐデータが作れるかというというとそうでもなかったりします。

自分が何をやりたいかによってやる順番は変わりますし、ここに書いてあるどれを見ればよいのか見つけるのもそれなりに大変だったりします。

ちなみに、化学品ツール_操作マニュアルは、2.5版となっています。

データ作成支援ツール(統合バージョン2.06.00)リリースノート

この文書もpdfファイルです。

この中には、統合バーション2.05.00からの変化がすべて書かれています。そしてこの文書は、chemSHERPA-AI、chemSHERPA-CIにおいて共通になっています。

今回の物の内容は、

1. ツールの機能 追加、 変更、障害対応
2. IEC62474エリアの情報更新
3. 用途リスト更新
4. 本ツールの起動可能期限

となっていましたが、ツールのバーションアップ内容によって毎回異なります。

この文書内容は、結構重要で今まで自分たちがルーチンでやっていた作業に対して変更を加えなければならない場合もあります。

物質の追加はもちろんのこと、ツールの仕様変更が影響を与える場合もあります(半角英数字化など)。

ツールがリリースされた場合、まず最初に読むべき文書でしょう。

Explanation_of_chemSHERPA_Declarable_Substances_Ver2.06.00_JP

この文書もpdfファイルです。

これは、ファイル名は英語で書かれていますが、中を見てみると題名は「chemSHERPA管理対象物質Ver2.06.00説明書」となっています。

なので、内容は表題そのままです。

この中には、非常に重要で有用な情報が書かれています。

・管理対象基準として何が使われていて、その大元はどこなのか、
・物質群の規制の場合、展開するのかどうか、
・独自番号の付与のしかた
・追加物質

などです。とはいえ、この文書を詳しく全部読み込もうとするとすごい時間がかかると思います。

この文書もAI、CI共通です。

chemSHERPA_Managed_substance_list_Ver2.06.00_JP

この文書は、Excelで作られています。

この文書は、chemSHERPA管理対象物質の参照リストという扱いになっています。管理対象である、法規制と業界標準について、その概要とどこに行くとその情報が有るか(URLが記載されています)、そしてその法規制の化学物質対応する部分が記載されています。

例えば、化審法の所のシートをみると、第一種特定化学物質のリストが載っています。
群扱いで展開しなければならないものもあるのですが、規制の物質そのものが載っている部分が記載されています。

これは、ある場合は非常に便利だと思われます。ツールがリリースされた時点での規制の最新情報が記載されています。

この文書もAI、CI共通です。

chemSHERPA材質リスト(ver.2.00.02)

この文書は、pdfファイルです。

この中には、chemSHERPA-AIで使用されている材質用途と材料名および材質名の解説が書いてあります。

従って、この文書を読むとchemSHERPA-AIの成分情報画面にある以下の桃色枠で囲った部分、特に材質に関してどういったものか解説文が載っています。

chemSHERPA-AI 成分情報画面で材質選択する場面

読むと材質の勉強になりますよ。当然、chemSHERPA-CIには存在しません。

chemSHERPA用途リスト(ver.2.06.00)_JP.

この文書は、Excelで作られています。

この文書は、ELVやRoHSなど適用除外用途やそのほか規制においても特別(例外的に)に考えなければならないものがどういうものがあるのかのリストになっています。

当然ですが、chemSHERPA-AIにしか存在しません。

従って、これを読めば、chemSHERPA Ver.アップ時点でのELVやRoHSの適用除外がどんなものなのかはわかることになります。

これらの文書を全部読んで理解するのは大変だ、、

今まで見てきたように、chemSHERPA付属文書、ファイルの中にはchemSHERPAを使うために必要な情報は網羅されていると言っても過言ではありません。

しかしながら、これを全部理解して自力ではじめるのはとっても大変です。chemSHERPA HPには説明資料のページもあり、動画説明や各種マニュアルも存在します。それでも、何も教育されずにいきなり始めるのは大変だと思います。

だからセミナー業が成立するんですけどね(^^;。

今後、これらの文書の内容で補足説明があった方がいいなと思った場合は記事にしようかと思います。

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