chemSHERPA HPにCMP情報のページが追加されています

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2025年7月14日にchemSHERPA HPにCMP情報のページが追加されました。
場所は、こちらになります。

今回は、このCMPについて見ていきましょう。CMPについては、本ブログでは過去に1回だけ経産省における化学物質の合同会議について(2024年3月11日開催)で取り扱っています。

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CMPとは何か?

CMPは、次世代の化学物質情報伝達のプラットフォームとして最近しばしば耳にしますが、そもそも何なのでしょうか?

CMPはChemical & Circular Management Platformの略で、製品含有化学物質情報・資源循環プラットフォームのことです。

この構想は、現在chemSHERPAで行われているバケツリレー型の情報伝達方式ではなく、ブロックチェーン(BC)を利用して、規制による物質追加や変更などに対して、開示の要請を一斉に行い(トリガーがかかる)、再調査の工数を削減しようとするものです。

更には、資源循環に関するパラメータナーなども情報として追加し、サーキュラーエコノミーに関する規制(例えば、エコデザイン規制(ESPR))などにも対応することも考えられています。

このようなことを実現するにはいろいろとやらなければならに事があります。

ある業界に対しては、物質リストやパラメーターは共通にならないといけませんし、そもそも、トリガーがかかったら、速やかに情報開示が行われなければなりません。

その他にもいくつもの問題が存在はします。

CMPはすでに動き出している

CMPは、実はすでに開発が進められようとしています。
2025年3月に行われた化学物質審議会・産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 化学物質政策小委員会では、資料8にCMP構想の進捗についてと言う発表が行われています。

これによれば、すでに基本設計は終了し今年末に向けて開発が始まっている状況です。スケジュールでは、今年中に開発が終了し、2026年には各種検証が行われ、2026年中にリリースされるとなっています。

ただ、これはあくまでその時点での計画ですので、今後の進捗を注意しておくことは重要でしょう。

じゃあ、すぐ何かしなければならないのか?

CMPタスクフォース活動を約60の企業、団体で推進中(2025年1月時点)となっています。

今までの話を聞くとそんなに早いのか?何か準備は?と言うことになる方もいると思います。
ですが、今はひとまず情報収集だけでよいと管理人は考えます。

上で書いた60社の方々は、この活動を引っ張る企業なのですが、大部分が大手企業です。これらの企業でうまくいくかどうか検証がなされるはずです。

chemSHERPAも実際には2015にリリースされましたが、実際に普及してそれなりに使われ始めたのはVer.2(2019年)になってからだと思います。

私はIT技術に詳しくないでわかりませんが、新しいプラットフォームの場合、それに付随したシステム改修がある程度は必要のはずでお金がかかります。

また、いくらBCなど最新技術を使うとしても、ある会社にとってそのサプライチェーンにある企業全体がこれを行ってくれないと情報が欠落することには変わりがありません。

現時点でCMP情報のページに一つだけ記事が載っており、それは、

Techno Frontier 2025でのCMP出展について

と言うものです。ですが、その内容は、上に述べた化学物質政策小委員会からの抜粋ですので、そちらをご覧になれば全く問題ありません。

CMPの進捗は、見ていこうと思います

CMPが始まるころには、管理人は完全に引退していると思うのですが、このブログをやっている間は、何か大きな進捗があったら書いていこうと思います。

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化学物質情報伝達
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